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My Life with Multistrada

こんなに乗りやすくて乗り心地がいいバイクをほかに知らない

小内智史-KOUCHI TOMOFUMI

もう一度バイクと暮らすことを選んだライダーがたどり着いた、Multistrada V4 Sがある暮らし。

そのリアルを聞きたくて、ひとりのドゥカティストに会いに行った。

息子の免許取得を機に始まったリターンライダーライフ

東京都心から少し離れた郊外の住宅地。そこにある一軒のガレージハウスに、真っ赤なMultistrada V4 Sが停まっている。

オーナーである小内智史さんは、10代のころからバイクに乗り始めたバイク好き……ではあるものの、バイクから降りていた時期もある、いわゆるリターンライダーのひとり。ほんの1年前まで、ドゥカティがどんなバイクを出しているのかすら知らなかったという小内さんだが、ご子息の存在をきっかけにドゥカティストへの道を歩み始めた。

 「高校時代にバイクに乗り始め、原付から始まり、普通二輪免許を取ってからは友人たちとそれぞれオフロードバイクを手に入れて乗っていました。いまでは考えられませんが、当時は埼玉に誰かが勝手に作ったお手製のオフロードコースがあったので、そこへ遊びに行ったり、河川敷で乗ったりしていましたね。22歳くらいでクルマに乗るようになるとだんだんバイクからは足が遠のいちゃって。クルマなら冬は温かいし、夏は涼しいですから(笑)。その後も何度かまたバイクに乗ろうと思ったことはあったんですが、やっぱり冬が寒い、夏は暑いでクルマになっちゃう。そうこうしているうちに結婚したり子育てが始まったりして、本格的にバイクに乗ることはありませんでした。でも、息子が小学生くらいのころ、将来はバイクに乗りたいって言い出したんです。仮面ライダーか何かの影響だと思うんですが、親としては心配しつつも、自分がバイクに乗っていた以上、止めるのもな……と思っていました。なので、18歳になってまずはクルマの免許から取って、そのあとでバイクに挑戦しろって話をしたんです。」 

その後、息子さんは無事にクルマの免許を取り、普通二輪免許を経て、大型二輪免許まで取得した。さらに、1年以上かけてアルバイトに励んで貯めたお金で国産の大型ネイキッドバイクを購入。若きバイクライフをスタートさせた。

一方、小内さんもそんな息子さんの誘いもあって、300ccクラスの単気筒バイクを購入し、久しぶりにバイクライフを再開させた。

しかし、一緒にツーリングに行くたびに感じるのがバイクの性能差。一般道ならまだしも、高速に乗ると息子さんが乗る大型バイクについていくので精一杯だったこともあり、あるツーリングの帰りに自分も大型二輪免許を取ろうと決意した小内さん。翌日には教習所に申し込み、大型二輪免許へとステップアップを果たすとともに、バイクも国産の大型ツアラーへと買い替えた。 

初めてのドゥカティディーラーで運命の出会い

そんなある日のこと。息子さんが運悪く交通事故に巻き込まれ、乗っていたバイクは廃車となってしまう。幸いにして大きなケガはなく、次なる愛車を求める息子さんが候補として選んだのが、ドゥカティのハイパーモタードだった。

「息子がハイパーモタードを買ったあと、ドゥカティの別のモデルにも試乗してみたいからまたディーラーに行くというので、なんとなく僕もついていったんです。ドゥカティなんて意識したこともないし、どんなバイクがあるかも知らなかったくらいです。そこでスタッフの方に、“パパもご試乗いかがですか?”なんて言われて試乗してみたのがMultistrada V4 Sでした。」

ロングツーリング好きの小内さんとしては、長旅の相棒とすべく国産のツアラーを選んでいたのだが、100~200km程度ならまだしも、日帰りで400kmを超えるようなツーリングとなると腰や首、手、さらには曲げっぱなしの膝が痛くなることに不満を抱えていた。そんな状況もあって、小内さんは初めて乗ったMultistrada V4 Sに衝撃を受けた。

「なにこれ!? めちゃくちゃ乗りやすい! ってびっくりしました。ディーラーのまわりを一周したくらいでしたけど、それだけで十分感じましたね。その後、Multistrada V4 Sのレンタルバイクを借りて山梨県の河口湖まで行ったんですけど、一度も休憩したくならないし、本当にラク。すごく気持ちがいいなって思ったんです。もちろん、ラクなんだろうなというのは、乗る前からライディングポジションを見て感じていたんですが、実際に乗るとポジションはもちろん、エンジンの感じを含め、自分の好みによく合っていました。」

なお、Multistrada V4 Sに試乗する前に、他メーカーのアドベンチャー系モデルも検討したこともあったそう。だが、Multistrada V4 Sの切り返しの軽さ、ヒラヒラ感に一発でやられてしまった。そしてなによりデザインが好みだったことが購入の決め手となった。前モデルのデザインだったらおそらく買わなかったと語るほど、小内さんは現行型のデザインが気に入っている。

どっぷりムルティストラーダの魅力に取りつかれている小内さんだが、リターンライダーとして最新モデルに乗ったことで気づいたことがある。

「昔のバイクとは乗り心地がまったく違うんですよね。快適で乗りやすい。古いバイクは古いバイクでアナログな楽しさがあると思うんですけど、自分が昔乗っていたバイクを振り返っても、こんなに乗り心地がよくて乗りやすいバイクはないです。じゃじゃ馬的なところがなくて乗りやすいです。最近のバイクにはよくあるオートクルーズは便利ですが、Multistrada V4 Sにはさらに一歩進んだアダプティブ・クルーズ・コントロールを装備しているので、高速道路で急に前に割り込まれても、自分が危ないと思う前に減速してサポートしてくれるので安心感があります。若いころなら必要なかったかもしれませんが、いまは本当に助けられています。」 

“尖っている”Multistrada V4 S

2022年の夏に購入し、半年ちょっとで走行距離は5000kmを超えた。しかし、乗った回数は多くないんです、と小内さんは笑う。SSTR(サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー)に出場したことで往復1500kmは走り、このインタビューの数日前には息子さんが乗って東京~大阪間を土日で往復。1000km以上走行したという。そういった乗り方のおかげか、車体はまだ新車のような輝きを保っている。洗車はするものの、自ら整備やメンテナンスをするよりは、ディーラーでしっかり見てもらっているという小内さん。自宅から近いこともあり、たびたびディーラーを訪れてはスタッフとバイク談義に花を咲かせることもある。この日着用していたドゥカティロゴが印象的なジャケットも、このディーラーで購入したものだ。

「敷居が高いとか、そういうことを感じたことはないです。そもそもドゥカティについて何も知らなかった自分でも試乗できたくらいなので。輸入車っていうと壊れやすいんじゃないかってイメージがあると思うんですけど、いまのところトラブルは何もないですね。なので逆に遊びに行こうと思わないかぎり、ディーラーに来ることがないくらいです。」

そんな小内さんが思う、Multistrada V4 Sの魅力とはどんなところなのか。

「尖っているところですかね(笑)。デザインもそうだし、性能も尖ってる。以前、サーキット走行を体験してみたくて、富士スピードウェイのショートコースで開催された、ディーラー主催の走行会に参加したんです。僕はゴールド免許なんで普段は飛ばさないし、安全運転なんで(笑)、そのときはスピードが出せるのって楽しいな、というくらいの感想だったんです。先導してくれるライダーがいて、その方についていく感じですね。でもその後、息子やそのバイク仲間たちに誘われて、筑波サーキットで開催された別の走行会に参加することになったんです。初心者なのでビブスを着て、バイクはMultistrada V4 S。すると……、まぁそれはそれは速いんですよ、Multistrada V4 Sって。さすがにリッターSSだと追いつかれるし、抜いていく人はいるんですけど、それ以外のバイクや400ccクラス相手だと比べ物にならないくらい速い。ただ、僕は乗り心地を優先してスポークホイールにツーリングタイヤの組み合わせなので、やはりサーキットだと厳しいんですよね。公道では気にしたこともありませんでしたが、どうしてもスポークが遠心力に負けてしまうし、タイヤのグリップ力も足りません。もっと速く走るにはどうしたらいいんだろうと思うようになっちゃったんです。」

気に入っている愛車を買い替えるのは抵抗がある。そこで小内さんは悩んだ結果、日本製のスーパースポーツを増車することにした。ドゥカティストとしては当然パニガーレも検討したそうだが、財布との相談の結果、いまの車両に落ち着いたと笑う。

「Multistrada V4 Sのことは、真っ赤すぎないカラーリングも気に入ってますから。」

少しずつ広がるバイク仲間の輪

最後に、Multistrada V4 Sの購入を検討するライダーに何かメッセージはありませんかと問うと、小内さんは間髪入れずにこう語った。

「乗りたいと思ってるんだったら、早く乗ったほうがいいですよ、って言いたいですね。車体の大きさを気にしている方もいらっしゃると思いますが、乗ればごく普通です。きっとまたがったときに見えるガソリンタンクのボリュームと、広いハンドル幅がそう思わせるんでしょうね。ディーラーの女性スタッフも普通に乗ってますし、スリムなので足つきもいいです。なにぶんハイテクなので車高の調整もでき、体格に合わせて下げて乗ることもできますから。サイズで迷うのはもったいないです。」

ライダーとなった息子さんをきっかけに、どんどんバイクに、そしてMultistrada V4 Sにのめり込んだ小内さん。息子に上手く使われてるだけなのかもしれません、と冗談めかしながら、いまは息子の仲間に入れてもらっているという気持ちで、一緒にバイクを楽しんでいると話す。

「仕事関係の知人にバイクに乗っていると話すと、じゃあ今度一緒にツーリングに行きましょう、なんて話になるんです。息子たちから始まったバイク仲間の輪が、だんだんと広がっているのを実感していますね。」

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