DUCATI WORLD PREMIÈRE 2023

Panigale V4 R

¥ 4,999,000 i
240.5 ps.
16,500 rpm.
This is Racing

ドゥカティは新型パニガーレV4 Rを発表します。このモーターサイクルには、ドゥカティがMotoGPおよびスーパーバイク世界選手権で培ったテクニカル・ソリューションが惜しみなく投入されています。

それにより、歴代モデル中、もっともレーシングバイクに近い量産モーターサイクルが誕生しました。

Standard Configuration

パニガーレV4 Rに、ミラーとライセンスプレート脱着キットを標準装備
¥ 4,999,000 i

純粋なレーシング・スピリット

パニガーレV4 Rの公道バージョンに大幅な改良のメスが入れられ、あらゆる面がアップグレードされ、サーキットでより速く、さらにレース指向になりました。

***フィッティング料金は含まれていません

****本製品は、クローズド・コースでの競技に使用するレース車両専用に設計されています。公道での使用は法律で禁止されています。 

レーシング・テクノロジー

新型パニガーレV4 Rは、「ガンドリル」加工が施されたチタニウム製コネクティングロッドやDLCコーティングが施されたピストンなど、MotoGPやスーパーバイク世界選手権に参戦するマシンのテクニカル・ソリューションを採用しています。

その他のアップデートには、新しい形状のピストン、よりアグレッシブなインテーク・カム・プロファイル、スーパーバイク世界選手権に参戦しているマシンと同じギア比の採用、新しい軽量乾式クラッチなどが含まれます。

パワーモードの拡張と進化、メーターパネルの新しい「トラックEVO」ディスプレイ・モード、個々のギアごとに専用のキャリブレーションを備えたエンジン・マッピング、DTCとライド・バイ・ワイヤの改良、エンジン・ブレーキ・コントロールEVO 2の搭載、DQSの新しいストラテジー、更新された冷却ファン・コントロールなど、一連のエレクトロニクス・システムの進化によって、よりサーキット指向のパッケージが完成しています。

パニガーレV4 R には、スロットル開放時のライド・フィールを向上させる、新しいスロットル・コントロールも採用されています。

998cc デスモセディチ・ストラダーレR EVOの進化

このエンジンのレブリミットは、6速ギアで16,500rpmに設定されています。これは、同等の排気量のスーパースポーツ・モデルでは異例の数値で、新しい厳格なユーロ5規制に適合しているにもかかわらず、パワーダウンはわずか3ps(218ps@15,500 rpm)に抑えられています。サーキット専用のレーシング・エグゾースト装着することで、このエンジン本来のポテンシャルを最大限に活用することが可能になり、その最高出力は237psに達します。

このユニットには、量産バイクで初めて、「ガンドリル」加工が施されたチタニウム製コネクティングロッドが採用されています。このコネクティングロッドには、シャフトに沿って縦方向に穴(直径1.6mm)が開けられています。このソリューションにより、オイルがヘッドからコネクティングロッド下方へとスムーズに流れるようになり、ピンの潤滑を改善し、限界走行における信頼性を高めます。

DLCコーティングが施されたアルミニウム製ピストン

デスモセディチ・ストラダーレRのピストンには、MotoGPやフォーミュラ1で使用されているDLC(ダイヤモンドライク・カーボン)コーティングが施されており、ピストンとライナー間の摩擦を削減します。これは、量産エンジンでは初めて適用されるソシューションです。また、新しい形状のピストンが採用され、5グラム(重量の2%に相当)軽量化されているため、慣性が減少すると同時に信頼性が向上しています。

新しいピストン形状

新しい形状のピストンが採用され、5グラム(重量の2%に相当)軽量化されているため、慣性が減少すると同時に信頼性が向上しています。

SBKレシオのギアボックス

ギア比はスーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦しているマシンと同じで、1速(+11.6%)、2速(+5.6%)、6速(+1.8%)のギア比が高くなっています。それにより、サーキットのより多くのコーナーで1速ギアを使用できるようになり、ブレーキング時にエンジン・ブレーキがより効果的に働き、コーナー出口での加速が向上するという利点が得られます。さらに、1速と2速がよりクロスレシオ化されることにより、DQSがより効果的に機能します。

「ガンドリル」コネクティングロッド

このモーターサイクルは、量産モデルとしては初めて、「ガンドリル」加工により、ロッドに沿って縦方向に穴(直径1.6mm)が開けられたチタニウム製コネクティングロッドを採用しています。このソリューションにより、ヘッドからクランクケース底部に至るオイル経路が拡張され、サーキットの限界走行時における潤滑性と信頼性が向上します。

カムシャフト

デスモセディチ・ストラダーレRエンジンの4本のカムシャフトは、デスモセディチ・ストラダーレよりも高いリフトを実現する、よりアグレッシブな形状を備え、直径34mmのチタニウム製インテーク・バルブと直径27.5mmのスチール製エグゾースト・バルブから構成される合計16個のバルブを駆動します。バルブには、チタニウム製のハーフコーンが採用されています。ドゥカティでは、通常レーシング・マシンのみに採用されているソリューションです。

新しいインフォ・モード「トラックEVO」

「トラックEVO」レイアウトでは、水平基調のタコメーターが、もっとも目立つ高い位置に配置され、ギアポジション・インジケーターがディスプレイ中央に表示されます。右側の領域には、異なる色の4つのセクターがあり、それぞれが電子制御システム(DTC、DWC、DSC、EBC)に対応しています。これらのセクターは、電子制御システムが特定のパラメーターで作動しているときに個別に点灯し、ライダーがどのインジケーターがアクティブになっているのかを識別するのに必要な時間点灯し続けます。このシグナルモードにより、ライダーは、どのシステムが実際に作動したのかをより良く理解することが可能になり、電子制御システムをより詳細にカスタマイズして、パフォーマンスの向上につなげることができます。左側のセクターには、ストップウォッチ、走行したラップ数、速度が表示されます。

新しいエンジン・ブレーキ・コントロールEVO 2ソフトウェア

パニガーレV4 Rは、エンジン・ブレーキ・コントロール(EBC)EVO 2も搭載しています。これによって、ブレーキングおよびコーナー進入時の安定性、精度、旋回性が向上し、各サーキットに合った最適なエンジンの電子制御を設定できるようになりました。このエレクトロニック・エンジン・ブレーキ管理システムは、選択可能な3つのレベルのそれぞれにおいて、異なるギアごとのキャリブレーションが設定されています。このストラテジーは、リア・アクスルの負荷に応じてエンジン・ブレーキの強度を最適化するために開発されました。

新しいドゥカティ・クイック・シフト・ストラテジー

部分的なスロットル開度におけるシフトでは、点火をカットするのではなく、燃料カットおよび噴射量削減の2つの方法で対処することで、公道走行におけるスムーズな作動を実現しています。

サーキット走行におけるフルスロットル状態でのシフトでは、エンジントルクの回復フェーズを改善したことにより、DQSの作動がより洗練されたものとなり、バイクの安定性が向上し、より一貫した作動が行われることにより、ラップタイムも短縮されます。

新しい冷却ファン・ストラテジー

これらの変更に加えて、冷却ファンの制御ストラテジーも変更されました。これにより、エンジン作動時の温度管理が改善されるとともに、サーキット走行終了時によく発生する熱の蓄積が効果的に除去されるようになりました。さらに、このストラテジーを採用したことにより、公道走行におけるライダーの熱的快適性も向上しています。

新しいパワーモード・ストラテジー

パワーモードは、「フル」、「ハイ」、「ミディアム」、「ロー」の4つのモードから構成されています。 「フル」と「ロー」モードが新たに設定された一方で、「ハイ」と「ミディアム」モードでは、新しいストラテジーが採用されています。

「フル」パワーモードでは、1速ギアを除いて電子制御システムが介入しないため、エンジンの潜在能力を最大限に引き出すことができます。「ミディアム」および「ハイ」パワーモードでは、6つのギアのそれぞれに専用のキャリブレーションを備えた新しいライド・バイ・ワイヤ・マップ管理システムが開発され、スロットルを開いた際に、常に最適な推進力を得ることができます。その一方で、「ロー」パワーモードは、公道およびグリップの低い路面でライディングするために考案されたもので、エンジンの最高出力を160psに制限して、非常に扱いやすいスロットル・レスポンスを特徴としています。

オーリンズ製ロングストローク・フロントフォーク

フロントのオーリンズ製NPX25/30加圧式フォークは、以前の「R」と比較してストロークが5mm増加しています。このテクニカル・ソリューションに、中心間距離が312mmから316mmに増加したオーリンズ製TTX36ショックアブソーバーを組み合わせ、スイングアームの標準ピボット位置を1mm引き上げることによって、リアの高さが20mm増加し、重心が高くなることで、コーナー進入時および切り返し時の俊敏性が向上しています。

新しいオーリンズ製TTX36ショックアブソーバー

ショックアブソーバーに採用した剛性の低いスプリング(105N/mmから80N/mmへ変更)、フロントフォークのストローク増加に伴う接地荷重の低減により、コーナー進入時にサスペンションの沈み込みが大きくなり、ライダーに伝わる路面との「接地感」が向上し、グリップおよびフィーリングが改善されています。

調整可能なリア・スイングアーム・ピボット高

パニガーレV4 Rは、ドゥカティ・パニガーレ・ファミリーの「フロントフレーム」と片持ち式アルミニウム製スイングアームをベースにしたシャシー・レイアウトを継承しています。リア・スイングアーム・ピボットの高さは、2mm間隔で4段階に調整可能です。

新しいスイングアーム・ピボットの位置は、安定性、精度、コーナー出口における旋回性を向上させることで、アンチスクワット効果を高めます。

プリロード・アジャスター付ショックアブソーバー

サスペンションの調整を素早く簡単に行うことができるように、リア・ショックアブソーバーにはプリロード専用の油圧式アジャスターが装備されています。

新しいエルゴノミクス

パニガーレV4 Rでは、燃料タンクにもアップデートが施され、容量が17リットルに増加するとともに、ブラシ仕上げのアルミニウム製タンクが装着されています。その形状は、ブレーキング時およびコーナリング時にライダーの腕と脚をより適切にサポートするように変更されています。燃料タンクの変更に加え、よりフラットな形状のシートが装着され、フォーム材の量が削減されて、シート地も新しくなっています。これにより、前後方向の移動が容易になり、ライダーとバイクの一体感も高まっています。

新しいウィング

パニガーレV4 Rでは、エアロダイナミクス・パッケージも見直されています。新しい2エレメント・ウィング(メイン+フラップ)は、以前と同じダウンフォースを生み出しますが、よりコンパクトで薄くなっています(それぞれ40%と50%)。

新しいロワー・フェアリング

エンジン冷却性を改善し、サーキットにおける限界走行時のパフォーマンスを安定させるため、フェアリング下部のエクストラクターの形状は、スーパーバイク世界選手権のレギュレーションに準拠したものに変更されています。また、左側の下部には、ドゥカティ・クイック・シフトのセンサーを冷却するためのエアインテークが設置されています。

排気量
998 cc
最高出力
160.4 kW (218 ps) @ 15,500 rpm 174 kW (237 ps) @ 15,500 rpm(フルレーシング・エグゾースト装着車*)
最大トルク
111.3 Nm (11.4 kgm) @ 12,000 rpm 118 Nm (12.1 kgm)(フルレーシング・エグゾースト装着車*)
装備重量(燃料を除く)
184 kg
179 kg (フルレーシング・エグゾースト装着車*)
シート高
850 mm
メインテナンスサービス・インターバル
12,000 km /12ヶ月
テクニカルスペック
新しいエレクトロニクス・セットアップ

デスモセディチ・ストラダーレRエンジン専用のキャリブレーションを備えた新しいパワーモード・ロジックが採用され、各ライディングモードと関連付けられています。パワーモードは、「フル」、「ハイ」、「ミディアム」、「ロー」の4つのモードから構成されています。 「フル」と「ロー」モードが新たに設定された一方で、「ハイ」と「ミディアム」モードでは、新しいストラテジーが採用されています。

圧倒的なパワー

レーシング・マシンのようなライド・フィールを高めるため、すべてのテクニカル・コンポーネントは、細部に至るまで考え抜かれています。

コンフィギュレーターを使用してパニガーレV4 Rをカスタマイズする

ドゥカティ・パフォーマンス製アクセサリー・ラインナップで、パニガーレV4 Rのスポーティなキャラクターを強化する。

コンフィギュレーター
コンフィギュレーター
サーキットを走るために生まれたマシン

さらに速く、さらにレース指向に。新型パニガーレV4 Rは、サーキットでその本領を発揮します。MotoGPにヒントを得た新しいカラーリングは、一目見ただけでレーシーな雰囲気を伝え、数字の「1」が配されたホワイトのナンバープレートが装着されています。

卓越した美しさとテクノロジーの組み合わせ

新型パニガーレV4のスタイルとパフォーマンスを最大化するように設計されたドゥカティ・パフォーマンス製アクセサリーをご覧ください。

マグネシウム製ホイール

マグネシウム製ホイールを装着すると、バイクをさらに軽量化することが可能です。このホイールは、標準装備されている軽量鍛造ホイールと比較して、さらに重量が0.7kg(-10%)削減され、ダイナミクスのあらゆる側面が改善され、特にコーナー進入時および切り返し時の俊敏性が向上します。

アルミニウム製アジャスタブル・フットペグ

ライディング・ポジションをライダーに合わせてより適切に調整するため、ドゥカティ・コルセがリゾマと共同開発したアルミニウム製アジャスタブル・ライダーフットペグが用意されています。 転倒時の破損のリスクを最小限に抑えるため、可倒式のブレーキペダルおよびチェンジペダルも装着可能です。DQSに対応したこのチェンジペダルは、通常のシフトに加え、レース用のリバースシフトにも対応しています。

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共同開発したシェル・オイル

新型パニガーレV4 Rのエンジン開発では、シェルがドゥカティ・コルセと共同で特別なオイルも同時に開発されました。(日本国内では販売しておりません)

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レーシング・アパレル

サーキットで最高のパフォーマンスを発揮するためのアパレル・ラインナップ。完璧なレーシング・アパレルでサーキット走行を楽しむ。

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ディーラーへのお問い合わせ

新型パニガーレV4Rの詳細について、最寄りのドゥカティ・ディーラーに問い合わせる。

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