ニュース
キャンペーン
イベントレポート
ニュース

SBK最終戦となる第13戦カタール・ラウンドのレース2で、デイビスとバウティスタが2位と3位に入り、ダブル表彰台を獲得

2019スーパーバイク世界選手権(SBK)の最終戦となる第13戦のレース2が、10月26日にカタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで開催された。このレースで、Aruba.it Racing – Ducatiチームのチャズ・デイビスとアルバロ・バウティスタは、2019年のチャンピオン、ジョナサン・レイ(カワサキ)と、優勝を目指して三つ巴の激しいバトルを演じた。

素晴らしいスタートを切ったバウティスタは、すぐさまレイの後ろにつくと、8周目にはパニガーレV4 Rで彼をオーバーテイクしてトップに立った。しかし、レース中盤になると、リアタイヤの摩耗に苦しみ、徐々にポジションを落とす展開となった。チームメイトのデイビスは、スタートこそ悪かったものの、すぐにいくつかポジションを挽回し、バウティスタに追いつくと、その後チームメイトをオーバーテイク。そのまま2位でチェッカーを受けた。

今回のカタール・ラウンドで、新型パニガーレV4 RのSBKデビュー・シーズンの全日程が終了した。パニガーレV4 Rは、全37戦中17の勝利を収めた。そのうちの16勝がバウティスタで、1勝がデイビスとなっている。バウティスタは、合計498ポイントを獲得してライダーズ・ランキング2位を確定させた。合計294ポイントを獲得したデイビスは、ランキング6位でシーズンを終了した。

Aruba.it Racing – Ducatiチームは、11月13日~14日にアラゴン(スペイン)で開催される来シーズン初のテストに参加する。このテストには、チャズ・デイビスとともに、来季からオフィシャル・ライダーに指名されたスコット・レディングも参加する。その後さらに、11月28日~29日には、ヘレス(スペイン)でのテストが予定されている。

チャズ・デイビス(Aruba.it Racing - Ducatiチーム #7) 5位/2位
「シーズンの最後に良い戦いができた。再び表彰台に立つことができて本当に嬉しい。スタートは良くなかったが、全体として見ると素晴らしいレースになった。レース序盤には、楽しくバトルすることができた。その後ペースを上げて、先頭グループに迫ることができた。アルバロをパスした後、ジョニー(ジョナサン・レイ)と同じペースで走ることができたが、ハードにプッシュしたときにフロントタイヤに問題が発生してしまった。シーズンを通して考えると、2019年を良い形で締めくくることができた。2020年シーズンが始まるのを、今から楽しみにしている」

アルバロ・バウティスタ(Aruba.it Racing - Ducatiチーム #19) 2位/3位
「今日はポジティブな1日となった。ウォームアップが終了して、スーパーポール・レースが始まる前に、マシンのセットアップを金曜日の状態に戻したら、すぐに良い感触を得ることができた。スーパーポール・レースで2位に入ったことは重要だった。これで、レース2を良いグリッドからスタートすることができた。レース序盤ではジョナサンとバトルすることができたが、レース中盤からリアタイヤのグリップが低下して、ブレーキングに苦労するようになった。結果的にチャズにも簡単にオーバーテイクされてしまったが、それらのことを考えても、今日の結果には満足している。表彰台に上がってシーズンを終了するのは、常に素晴らしいことだ。今年、ハードワークを続けてくれたアルバとドゥカティ・チームの全員に感謝したい。残念ながら、今シーズンは僕たちが望んでいた結果を得ることはできなかったが、スーパーバイク初参戦の年を、このチームから始めることができて本当に嬉しく思っている。彼らはこのチャンピオンシップで豊富な経験を持ち、数多くのサポートを提供してくれた。改めて全員に感謝したい。来シーズンの健闘を祈っている」