ドゥカティは、レースへの参戦における同社の長い歴史に敬意を表して、ミサノ・ワールドサーキット・マルコ・シモンチェリで開催されるスーパーバイク世界選手権(SBK)(Aruba.it Racing – Ducatiチーム)およびMotoGP(ドゥカティ・レノボ・チーム)に、ジャッロ・ドゥカティの復刻版カラーを纏ったマシンで参戦することを発表しました。
このプロジェクトは、ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで開催された記者会見で発表されました。この記者会見には、チェントロスティーレ・ドゥカティ(ドゥカティ・スタイルセンター)ディレクターのアンドレア・フェラレージと、この特別なカラーリングを制作したイタリア人デザイナーのアルド・ドルディが参加しました。新しいカラーリングを纏ったマシンの除幕式は、SBKイタリア・ラウンド(レース1)のフォーメーション・ラップの直前に行われました。Aruba.it Racing – Ducatiチームがガレージのドアを開けると、昨シーズンにワールド・チャンピオンを獲得したオフィシャルライダーのアルバロ・バウティスタとチームメイトのマイケル・ルーベン・リナルディが、ジャッロ・ドゥカティ・カラーを纏ったパニガーレV4 Rに跨り、マシンのカラーリングとコーディネイトされたレーシングスーツを着て登場しました。
イエローは、ボローニャに本拠地を置くドゥカティの歴史において、重要な意味を持つ伝統的なカラーです。イエロー・カラーが設定された最初のスポーツバイクは、70年代前半(スパッジアーリ・チームの750スポーツと750SSデスモ)に遡ります。このカラーリングにインスピレーションを得た、ジャッロ・ドゥカティ・カラーが登場したのは90年代でした。このレーシング・バイクは、非常に高い人気を誇り、その後シリーズ生産にまで発展しました。ジャッロ・ドゥカティ・カラーを纏った記憶に残るモデルとしては、1997年のスーパースポーツ世界選手権でパオロ・カゾリが優勝したレーシング・バージョンのドゥカティ748が挙げられます。さらに、916、996、749、999をはじめとする、さまざまなスーパーバイク・モデルにもこのカラーが採用されました。
チェントロスティーレ・ドゥカティ・ディレクターのアンドレア・フェラレージは、次のように述べています。「ドゥカティにはレースへの参戦における長い歴史があり、情熱的なファンは、それを非常に誇りに思っています。イエローは、この歴史における重要な一部となっており、私たちはエネルギーに満ちたこの現代的なカラーリングを通じて、ドゥカティの伝統を祝福します。モーターサイクルのカラーは、ブランドを認識するために不可欠な要素であり、すべてのドゥカティスタにとって基本的な要素でもあります。ドゥカティを象徴するカラーはレッドですが、イタリアのモータースポーツでは、イエローも同様に重要な伝統を持っています。ジャッロ・ドゥカティは、エネルギー、情熱、大胆さなど、私たちのアイデンティティの重要な側面を表しており、SBKとMotoGPという世界最高峰の2つの選手権でワールド・チャンピオンを獲得したドゥカティにとって、長い伝統を誇る私たちのモータースポーツの歴史に敬意を表するカラーリングでもあります」
ジャッロ・ドゥカティ・カラーを纏ったAruba.it Racing – Ducati チームのパニガーレV4 Rは、完全に白紙の状態からデザインされました。ジャッロ・ドゥカティ・カラーをベースに、ブラック、グレー、ホワイトのブロックとラインを交差させることで、ジャッロ・ドゥカティに現代的な雰囲気を与えると同時に、ボローニャを本拠地とするドゥカティにおけるレース参戦の歴史を称えています。
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