スクランブラー・ドゥカティが中国でデビューしました。上海の中心部にあるWharf Spaceでは、カラフルで楽しいイベントが開催され、数多くのファンが、このスタイリッシュなモデルの発表会に参加しました。他の国と同様、中国でも、200人以上のジャーナリスト、VIP、情熱的なドゥカティスタの前で、「Next-Gen Freedom」と題されたプレゼンテーションが行われ、その後は本格的なパーティが開催されました。
上海でのイベントは、フランチェスコ・ミリチア(ドゥカティ・グローバル・セールスおよびアフター・セールス担当副社長)による紹介スピーチで始まり、続いてロッコ・カノーサ(スクランブラー・ドゥカティ責任者)によるプレゼンテーションが行われ、長年にわたって独自のアイデンティティを失うことなく、連綿と進化を続けてきたスクランブラー・ドゥカティ・プロジェクトの歴史が紹介されました。
新世代のスクランブラー(プレゼンテーション・ビデオを見るためのリンクはこちら)は、スタイルが異なる3つのバージョン(アイコン、フルスロットル、ナイトシフト)から構成されています。その主な特徴としては、軽量であること(先代モデルと比較して4kg)、リラックスしたライディング・ポジション、市街地走行やツーリングでさらに高まったライディング・プレジャーなどが挙げられます。
新しい燃料タンクは、スクランブラー・ドゥカティの世界を際立たせてきたカスタマイズのコンセプトをもっともよく表現するアイテムの一つです。アイコン・バージョンのカラー部分はカバーになっており、ライダーの好みに合わせて簡単に交換することができます。スクランブラー・ドゥカティには、9種類のカラー('62イエロー、スリリング・ブラック、ドゥカティ・レッド、ストーム・グリーン、リオ・セレステ、オレンジ・タンジェリン、ジェイド・グリーン、スパーキング・ブルー、ベルベット・レッド)が用意されています。
このモデルは、ライダーの自由な感性でカスタマイズすることが可能です。これまで、世界のデジタルアートを先導する双子の兄弟ヴァン・オートン・デザインによるスペシャル・バージョンや、日本のデザインユニットのGOO CHOKI PAR(グー・チョキ・パー)による、特別なカバーキットが製作されてきました。今回、中国で開催されたイベントでは、コンテンポラリー・アーティストのPeng Boが製作したカバーキットが公開されました。Peng Boのビジョンを体現したこの作品は、漫画のイメージをポップ・カルチャーや伝統的な中国芸術と融合させ、古典と現代、東洋と西洋の要素を独自の視点で組み合わせています。
「Next-Gen」ドゥカティ・スクランブラーに搭載されるデスモドゥエ・エンジンには全面的な改良が施され、前世代より約2.5kg軽量化され、より軽い操作フィールを実現した新しい8ディスク・クラッチが採用されました。クラッチ本体もよりコンパクトになり、カバー側面がよりスリムになったことで、ライダーの足元により多くのスペースが創出されています。
新型スクランブラー・ドゥカティは、スロットルを電子制御するライド・バイ・ワイヤの導入により、さらに楽しく安全なモーターサイクルへと進化しています。このソリューションを採用したことで、あらゆるスロットル開度でエンジン・レスポンスが向上すると同時に、すべてのエンジン回転数でバイクが扱いやすくなりました。また、ドゥカティ・トラクション・コントロールを搭載することが可能になり、2つのライディングモード(ロード、スポーツ)が設定されました。さらに、安全なライディングに欠かせないコーナリングABSも標準装備しています。
ドゥカティのスクランブラー・モデル・ラインナップは、ユニークかつ一目で認識可能なデザイン、ダイナミックで楽しく、扱いやすく、安全に日々の走行をできるモーターサイクルを通じて、自分の個性を表現したいライダーに最適なモデルです。また、自由を求め、自分のスタイルや生き方を他の人々と共有したい人のために設計されたモーターサイクルでもあります。
上海でのイベントは、スクランブラーの世界観である「Next-Gen Freedom」を表現する一連のワールドツアーが、次の段階へと前進したことを意味しています。新世代スクランブラー・ドゥカティは、発表された最初の年に「Next-Gen Tour」と呼ばれるイベントを行い、ヨーロッパの方々へと届けられました。その後、走る喜び、自由、自己表現を特徴とするイベントを通じて、「Land of Joy」の世界とエネルギーを世界中へと広げていきました。その地域は、メキシコ、タイ、インド、オーストラリアへと続き、数多くのモーターサイクル・ファンがこの新世代スクランブラー・ドゥカティのニューモデルを間近で体験してきました。
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