スクランブラー(Scrambler®)ドゥカティは、「2024 London Bike Shed MotoShow」で、2台の大胆かつ革新的なコンセプト・モデルを発表しました。チェントロスティーレ・ドゥカティ(ドゥカティ・スタイルセンター)が手がけたこの2つのモデルは、第2世代スクランブラーをベースに製作され、ライダーの創造性と自由な表現を実現するカスタマイズの世界が、ポストヘリテージと呼ばれるスクランブラー・ドゥカティの世界にとって、いかに重要であるかを示しました。
このコンセプトは、1960年代における英国のバイク・シーンで伝説となったモデルからインスピレーションを得ています。その当時、ジュークボックスからレコードの音楽が流れる中、若者たちは、カスタマイズした自慢のバイクに乗り、街中で速さを競い合っていました。
このプロジェクトでは、チェントロスティーレ・ドゥカティが全面的に製作を担当し、スクランブラーのメカニカル・ベースが優れた多用途性を備えていることを証明しています。そのハイライトは、ロードタイヤを装着した17インチ・フロントホイールと、バーエンド・ミラーを備えたスポーティなクリップオン・ハンドルです。燃料タンクに取り付けられた、ラップアラウンド・タイプのスリムなフェアリングは、パンタや750 SSなど、往年のドゥカティ・アイコン・モデルを想起させると同時に、スクランブラー・ブランドの特徴となっている現代的でポストヘリテージなスタイルを再解釈しながら継承しています。
パッセンジャー・シート部分に取り外し可能なカバーを装着してシングルシーター仕様に変更することにより、「パネトーネ」と呼ばれる1970年代のスポーツバイクのシートを再現しています。カラーリングは、1960年代に英国を席巻した「ロッカーズ」(その当時のバイク愛好家の呼称)の共感を呼ぶものとなっています。
細部に至るまでミニマルで機能的なこのコンセプト・モデルは、CR24Iのクリーンで調和のとれたラインとは対照的な仕上りとなっています。RR24Iは、バイクの本質、つまり2つのホイール、タンク、エンジン、ハンドルバーに焦点を当てています。スクランブラー・コンセプトの基本的な要素である自由な表現を体現するには、ライディングのもっとも純粋な要素以外のものを排除する必要があります。
そのため、すべてのアルミニウム・コンポーネントを強調し、テクニカルな外観や機能的な要素をそのまま露出することにより、ライダーの視覚と触覚に訴えかけるコンセプト・モデルが誕生しました。タンクカバーは取り外され、そこにはタンクバッグを装着するためのフレームが設置されています。このバッグには、着替えや工具など必需品を収納することができます。パッセンジャー用に確保されたシート部分は取り外しが可能で、荷物ラックとしても使用できます。これは、アドベンチャー精神と、バイクの本質に焦点を当てたこのモデルのコンセプトを強調するもう1つのディテールとなっています。
リアを見ると、左側のケースはリサイクルされたガソリン缶を想起させ、アップタイプのテルミニョーニ製サイレンサーが、このコンセプトのトラッカー・スタイルを強調する一方で、フロントとリアには、それぞれ18インチと17インチのホイールとピレリ製スコーピオン・ラリータイヤを装着。高い位置に設置されたショート・フェンダーが、このバイクの優れたオフロード走破性を暗示しています。
London Bike Shed MotoShow
これらの2台のコンセプト・モデルは、5月24日から26日まで開催された「London Bike Shed MotoShow」で一般公開されました。2013年にモーターサイクルの文化を祝うイベントとして設立された「Bike Shed MotoShow」は、その後の10年で国際的にもっとも重要なモーターサイクル・イベントの1つに成長しました。
2023年のイベントでは、カスタムに特化した内容で大きな成功を収め、世界中から300を超えるユニークなカスタム・バイクが集結し、17,000人を超える来場者を集めました。
スクランブラーがこれまで以上に身近な存在に
ドゥカティ・ラインナップのスクランブラー・モデルは、ユニークで個性的なデザイン、ダイナミックで楽しい走り、乗りやすく良く安全なバイクで個性を表現したいライダーにとって最適な選択肢となっています。また、自由を求め、自分のスタイルや生き方を他の人々と共有したい人のために設計されたモーターサイクルでもあります。イタリアでは、スクランブラー・アイコン、ナイト・シフト、フル・スロットル向けに、「Ducati Ride Time」と呼ばれるファイナンシャル・プランが導入されており、総額の約50%の頭金を支払ってバイクを購入することにより、2年後にバイクを所有し続けるか、新しいドゥカティ・モデルを購入するかを選択することができます。スクランブラー・ドゥカティは、公式サイトから試乗予約が可能です。
内容が見直されたデスモドゥエ・エンジンには、よりコンパクトで、より軽い操作を特徴とする新しいクラッチが搭載され、ライダーの足元スペースが広がっています。新型スクランブラーは技術的な内容もアップデートされ、重量が4kg軽量化されただけでなく、より扱いやすく乗りやすいバイクになりました。
新型スクランブラーは、ライド・バイ・ワイヤ・スロットル・コントロールを導入することにより、さらに楽しく、より安全なモーターサイクルになりました。これにより、あらゆる速度とスロットル開度でエンジン・レスポンスが改善され、2種類のライディングモードを選択することにより、モーターサイクルのキャラクターを変化させることが可能な、ドゥカティ・トラクション・コントロールが採用されています。さらに、安全なライディングに欠かせないコーナリングABSも標準装備しています。
スクランブラーが表現する「Land of Joy」の世界とつねに繋がっていたいライダーのため、専用のウェブサイトが更新されました。グラフィックおよび機能の面で進化したこのサイトでは、デジタル・エコシステムが強化され、スクランブラー・ファミリーの最新情報を得ることができます。
CR24IおよびRR24Iの2台のコンセプト・モデルの画像は、スクランブラー・サイトとソーシャル・メディア・チャネルでご覧いただけます。その他の画像は、ドゥカティ・メディア・ハウスからダウンロード可能です。
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