SBK第10戦アルゼンチン・ラウンドのレース2でバウティスタが優勝、スーパーポール・レースでは2位、素晴しいスタートを切ったリナルディはレース2で5位フィニッシュ、WorldSSPのブレガは苦戦して8位

スーパーバイク世界選手権(SBK)第10戦アルゼンチン・ラウンドのスーパーポール・レースとレース2が、10月23日にサンファン・ビリクム・サーキットで開催された。このレースで、Aruba.it Racing – Ducatiチームのアルバロ・バウティスタは、タイトル争いで重要なポイントを積み重ね、素晴らしい週末を締めくくった。土曜日に開催されたレース1で勝利を収めた後、スペイン人ライダーのバウティスタは、日曜日のレースでもほぼ完璧なパフォーマンスを見せた。

スーパーポール・レースではトプラク・ラズガットリオグル(ヤマハ)と最終ラップまでバトルを繰り広げ、2位でフィニッシュ。レース2では、5周目にトップに立つと、ライバルを圧倒するペースで走行し、大差を付けてチェッカーフラッグを受けた。 

2022年SBKシーズンは残り2ラウンドとなった。ライダーズ・ランキングでは、アルバロ・バウティスタが507ポイントで首位に立っており、2位のラズガットリオグルを82ポイント上回っている。

堅実な走りでスーパーポール・レースを4位でフィニッシュしたチームメイトのマイケル・リナルディは、レース2で素晴しいスタートを切り、オープニングラップの途中でトップに浮上。このポジションを5周にわたって維持した。

しかし、その後は同じペースで走行することができず、表彰台争いから後退して5位でフィニッシュした。

アルバロ・バウティスタ(Aruba.it Racing - Ducatiチーム #19)
「とてもポジティブな週末で、楽しむことができた。レース1では、アクシデントもあったが比較的簡単に勝つことができた。しかし、今日の2つのレースでは、トプラクとジョニー(ジョナサン・レイ)のペースが速かったため、困難な展開となった。今日はベストを尽くすことができたので、本当に嬉しい。チャンピオンシップの順位?今言えることは、インドネシアでも楽しみたいということだけだ」

マイケル・リナルディ(Aruba.it Racing - Ducatiチーム #21)
「いくつかの問題を抱えて始まった週末だった。しかし、僕たちはしっかりと対応し、周回を重ねるごとにマシンのフィーリングを改善していった。今日は、最初はスーパーポール・レースで、次にレース2で、さらなるステップを踏み出すことができた。レース2は、数周だったがトップを走行して、楽しむことができた。表彰台争いに加われるほど速くはなかったが、とにかく満足している」

  • WorldSSP

WorldSSPのレース2で、ニコロ・ブレガは8位でフィニッシュした。

ニコロ・ブレガ(Aruba.it Racing WSSPチーム #11)
「困難なレースが続いている。これは否定のしようがない。好調だったシーズン前半のフィーリングを取り戻すことはできていない。しかし、シーズンはまだあと2ラウンドあるので、それができると確信している」