SBK第2戦インドネシア・ラウンドのレース1でバウティスタが完璧な勝利、リナルディは1コーナーでクラッシュ、ブレガ(WorldSSP)はポールポジションからスタートを切るも5位フィニッシュ

2023 スーパーバイク世界選手権(SBK)第2戦インドネシア・ラウンドのレース1が、3月4日にマンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットで開催され、Aruba.it Racing - Ducatiチームのアルバロ・バウティスタが開幕戦から4連勝を達成した。チームメイトのマイケル・リナルディは、高いモチベーションを保ってスタートしたが、最初のコーナーでクラッシュしてリタイアとなった。

レース1のハイライトは、以下のとおり。

3番グリッドからスタートしたバウティスタは、トプラク・ラズガットリオグル(ヤマハ)とテール・トゥー・ノーズで走行。非常に鋭いペースで周回を重ねた。スペイン人ライダーのバウティスタは、6周目にラズガットリオグルをオーバーテイクし、5秒の大差をつけてチェッカーフラッグを受けた。

金曜日のフリープラクティスで好調を維持し、予選でも4番グリッドを獲得したリナルディは、素晴らしいスタートを切ったものの、1コーナーでマシンのコントロールを失いクラッシュ。頭部を強打した。メディカルチェックの結果、異常は認められず、明日のレース2に参戦する予定となっている。

アルバロ・バウティスタ(Aruba.it Racing - Ducatiチーム #1) 1位

「思ったほど簡単ではなかった。気温が高いため、ラップごとに可能な限り最善の方法でタイヤを管理することが非常に重要だった。レース前半は、フロントタイヤに負担をかけすぎないようにトプラクの後ろについて走った。その後は、彼をオーバーテイクして、大きな集団となっていた後続グループを引き離すことができると思った。昨年はこのサーキットでかなり苦戦したので、今日の結果には満足している。今日の優勝は、僕たちが重要な一歩を踏み出したことを意味している」

マイケル・リナルディ(Aruba.it Racing - Ducatiチーム #21) リタイア

「クラッシュしてしまい残念だ。まだレースが始まったばかりで、その後の展開を見ることもできなかった。レースの流れを考えれば、間違いなく表彰台争いに加わることができたと思うので、余計に悔しい。幸いだったのは、ケガもなく、他のライダーを巻き込むこともなかったことだ。昨日のプラクティスと、午前中のセッションでは、マシンのポテンシャルは非常に高かった。後は、明日良いレースをすることだけを考えなければならない」

  • WorldSSP

ニコロ・ブレガWorldSSPで初のポールポジションを獲得したが、スターティング・グリッドに並んでいるときに小雨が降り出し、レースプランの変更を余儀なくされた。実際、ウェット・コンディションにおけるマシンのフィーリングは、ベストではなかった。最初の2周で、イタリア人ライダーのブレガは表彰台争いから脱落したが、粘り強く走行して5位でフィニッシュ。ダメージを最小限に抑えることに成功した。

ニコロ・ブレガ(Aruba.it Racing WSSPチーム #11)

「初めてのポールポジションを獲得することができたので、その点ではとても満足しているが、レースでは思うようにプッシュできなかった。特定のセクターでかなり苦戦して、最初の2周で先頭グループから遅れをとってしまい、その後はポジションを回復することができなかった。レース2に向けて、この状況を改善しなければならない」