第11回World Ducati Weekが、ミサノ・ワールドサーキット“マルコ・シモンチェリ”で開催されました。4年ぶりに行われたこのイベントは、世界中のモーターサイクル・ファンが集結し、情熱や楽しさを共有し、忘れられない体験を得た3日間となりました。
世界情勢による移動の困難、パンデミックや猛暑の影響にもかかわらず、ドゥカティ・ブランドに対する情熱と、ドゥカティ最大の祭典に参加したいという大勢のファンがミサノに集まり、来場者は3日間で8万人に達しました。
来場者の国籍は世界84か国に及び、ドゥカティのグローバルな側面だけでなく、世界中のモーターサイクル・ファンに対するドゥカティ・ブランドの魅力を再確認するイベントとなりました。
3日間のイベントの主役となったのは、235のドゥカティ・オフィシャル・クラブのメンバーでした。彼らは、世界中のドゥカティ子会社のスタッフとともに、メンバー専用のインターナショナル・ビレッジで有意義な時間を過ごしました。
さらに、デジタルの側面においても、World Ducati Weekは大きな成功を収めました。ドゥカティのソーシャルメディア・チャネルでは、合計600万回以上のインプレッションを記録しました。
「World Ducati Weekにおいて、私たちはドゥカティの本質的な価値を体験することができます。私たちは、ただ単にモーターサイクルを販売するだけでなく、モーターサイクルを中心として、ファンの方々に感動や貴重な体験をお届けしています」と、ドゥカティ最高経営責任者(CEO)のクラウディオ・ドメニカーリは述べています。「これまで同様、私たちは世界中から数多くのドゥカティスタの方々をお迎えしました。しかし、一部の国では行動制限があり、たとえば中国の方々をお迎えすることはできませんでした。今回のイベントでは、再びドゥカティに対する大きな情熱や再会の喜び、ドゥカティスタの幸福な笑顔、礼儀正しい振る舞いや優しさに、ここミサノで触れることができました。ドゥカティスタが集結した金曜日のビッグパレード、レノボ・レース・オブ・チャンピオンズでの真剣勝負、ピットストレートでのルスティーダ・バーベキュー、ミサノ・スタジアムでのドゥカティ・ライダーの挨拶、ミュージカル・イブニング、そして音楽と共に楽しんだ花火ショー。これらは、WDW 2022に来場した方々の記憶に残るいくつかの瞬間に過ぎませんが、私は本当に感動し、素晴しい時間を過ごすことができました。この場を借りて、来場者の皆様、そしていつものように献身的にイベントの準備に尽くしてくれたドゥカティ従業員を中心としたスタッフ全員に感謝したいと思います。また、ドゥカティ・コルセのスタッフに加え、WDWのヒーローであるドゥカティ・ライダーにより、レノボ・レース・オブ・チャンピオンズのような世界的に非常にユニークなショーを提供することができました。彼らは、ファンの方々と気さくに交流してくれました」
誰もが認めるWDWのハイライトは、MotoGP、スーパーバイク世界選手権、スーパースポーツ世界選手権に出場している21人のドゥカティ・ライダーが参戦したレノボ・レース・オブ・チャンピオンズです。このレースは、量産モデルのパニガーレV4 SとパニガーレV2で行われました。標準仕様との唯一の違いは、スリックタイヤとレーシング・エグゾーストを装着していたことだけです。このドゥカティならではのユニークなレースでは、“ペッコ”バニャイアが1分35秒886のファステストラップを記録して優勝しました。これは、今年ミサノで開催されたスーパーバイク世界選手権でポールポジションを獲得したライダーのタイムとわずか2.5秒しか違わない驚異的なタイムです。パニガーレV2のカテゴリーでは、フェデリコ・カリカスロが勝利を収めました。
ミサノ・サーキットにスタンドには、大勢のファンが詰めかけ、大歓声を送りました。さらに、何万人ものファンが、自宅からウェブサイトのライブストリーミングにアクセスして、このレースの模様を見守りました。しかし、それだけではありません。9台もの国際テレビとオンライン・ストリーミングサービスがレースを生放送し、レノボ・レース・オブ・チャンピオンズは真に国際的なイベントに成長しました。イタリアでは、このレースの模様は、グイド・メダとマウロ・サンチーニの解説とスタンディング・グリッドからのサンドロ・ドナート・グロッソの実況により、スカイスポーツMotoGPチャンネルで放送されました。
レノボ・レース・オブ・チャンピオンズでは、各ライダー専用のカラーリングが施され、トリプルクランプにライダーの名前がレーザー刻印された特別なモーターサイクルが製作されました。これらの特別な作品は、世界中の厳選されたお客様向けに優先的にオンラインで販売され、その後、一般の方々も購入できるようになります。この特別なプロジェクト専用のオンラインショップサイトは、eビジネスサービス提供で定評あるDrop E-business & loveと共同で作成されました。
FantaWDWも大成功を収めました。ファンの方々は、レノボ・レース・オブ・チャンピオンズの勝者を予測し、独自のライダーチームを作成することができました。このウェブアプリへのアクセス数は、3日間で合計17,000回を超えました。
金曜日の夜に開催されたドゥカティスタ・パレードは、第11回WDWで、もっとも記憶に残る瞬間の1つとなりました。この壮大なイベントでは、膨大な数のモーターサイクルが隊列を組んで最初にサーキットを1周し、リッチョーネまでのルートを海岸に沿ってパレードしました。リッチョーネでは、ベニー・ベナッシの陽気な音楽とともに、スクランブラー・ビーチパーティーが開催されました。「ビッグ・レッド・スネーク」と名付けられたこのパレードは、クラウディオ・ドメニカーリ、MotoGPおよびスーパーバイク選手権のライダー、行政担当者、ドゥカティ経営陣が先導しました。
土曜日の夜のハイライトは、ミサノ・サーキットのピットストレートで開催されたルスティーダ・パーティです。イタリアの典型的なバーベキューを来場者に振舞うこのイベントでは、ミシュランの3つ星レストラン「Enoteca Pinchiorri」のシェフであるリカルド・モンコによる特別なレシピが採用されました。その直後、ミサノのサンタモニカ市営スタジアムに設置された特設ステージで、WDWに参加したすべてのドゥカティ・ライダーがファンに挨拶し、レノボ・レース・オブ・チャンピオンズの体験談や、それが彼らにとって何を意味するのかについて熱く語りました。夜はメドゥーザによるDJセットと盛大な花火大会が行われ、人々を興奮の渦に巻き込みました。
パドック内で販売されたバイク用品やヘルメットの売上の一部は、性差別に関するあらゆる暴力と闘い、文化の変化に関連する活動を促進し、その意識を高め、女性と子供に対する暴力の防止に取り組んでいる女性協会および反暴力センターであるボローニャの「Casa delle Donne of Bologna」に寄付されました。
World Ducati Week 2022を象徴する主な数字:
デジタル世界におけるWorld Ducati Week 2022の数:
15万人以上:ドゥカティ公式YouTubeチャンネルとMotoGP Facebookページでレノボ・レース・オブ・チャンピオンズのライブストリーミングを視聴した人の数