2019 MotoGP第17戦のオーストラリアGPが、10月27日にフィリップ・アイランド・サーキットで開催された。ドゥカティ・チームのアンドレア・ドヴィツィオーゾは、強風のためレース当日の午前中に延期されたQ2セッションで10番手となり、4列目からのスタート。インテリジェントなレース展開で4番手争いに加わったが、ファイナルラップのストレートエンドでジャック・ミラー(ドゥカティ)をオーバーテイクした後に、ターン2のコーナーでワイドに膨らみ、4つポジションを落として7位でフィニッシュした。今日のレースで9ポイントを追加したドヴィツィオーゾは、3年連続でライダーズ・ランキング2位を確定させた。
チームメイトのダニーロ・ペトルッチにとっては、不運なレースとなった。ペトルッチは、午前中のQ2で5番手タイムを記録して2列目からスタートしたが、オープニングラップのターン2でハイサイド転倒し、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)のマシンを巻き込んでクラッシュ。クアルタラロとともにリタイアとなった。サーキットのメディカルセンターに搬送されたペトルッチは、医師による診断の結果、左足首にひどい打撲を負っているものの、それ以外の負傷はないことが確認された。今回のレースでポイントを獲得できなかったペトルッチは、アレックス・リンス(スズキ)と14ポイント差、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)と7ポイント差で、ライダーズ・ランキング5位となっている。
オーストラリアGPでは、地元出身のミラーが素晴らしいパフォーマンスを見せた。プラマック・レーシング・チームからドゥカティのマシンで参戦しているミラーは、最終ラップでビニャーレスがクラッシュしたことにより、3位表彰台を獲得した。さらに、同じチームのフランチェスコ・バニャイアも素晴らしい走りを見せて4位でフィニッシュした。
マニュファクチャラーズ・ランキングでは、第17戦終了時点で、ドゥカティは3位のヤマハとの差を少し広げて2位をキープしている。チーム・ランキングでは1ポイント差で首位をキープしている。
アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム #04) 7位
「レース前半は非常に速かったのだが、リアタイヤをかなり消耗してしまい、後半はトップ3のマシンと比較するとペースが落ちてしまった。4番手争いでは、全員が苦戦しながら走っていた。最終ラップに絶好のチャンスを見つけてハードにプッシュしたが、その後のターン2でワイドに膨らみ、ポジションを4つ落としてしまった。上位の2台とは大きな差が開いてしまったが、今日は3位でフィニッシュして表彰台を獲得できるチャンスがあったので残念だ。良い面に目を向ければ、あと2戦を残した状態で、3年連続となるライダーズ・ランキング2位を確定することができた」
ダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ・チーム #09) リタイア
「今日は残念な結果となってしまった。やっと期待通りのパフォーマンスが示せるようになり、予選でも良いタイムを出すことができたので、レースでも素晴らしい結果を残せると思っていた。ターン2でマルケス(マルク:ホンダ)がインに入ってきたので、外側の荒れたラインに押し出され、マシンのコントロールを失ってハイサイドを起こし、クアルタラロを巻き込む形になってしまった。彼には申し訳なかった。今日は、表彰台の可能性もあったので、本当に残念だ。足首をひどく痛めたが、メディカルセンターの診断では、骨折はしていないとのことなので、次戦のマレーシアには参戦できると思う」
第18戦のマレーシアGPは、1週間後の11月1日~3日に、セパン・インターナショナル・サーキットで開催される。