Campioni in Pista：イタリアのマドンナ・ディ・カンピリオで2025 MotoGPドゥカティ・レノボ・チームのキックオフ・イベントを開催

• 記録破りの偉業を成し遂げてきたチームと、合計で11回のワールド・タイトル（MotoGP最高峰クラスの8回を含む）を獲得してきた2人のライダーが参戦
• ドロミーティでドゥカティMotoGPチームのキックオフ・イベントを3年連続で開催
• 2024年シーズンに11回もの優勝を記録したフランチェスコ・バニャイアは、ゼッケン63を選択
• マルク・マルケスがドゥカティ・レッドのレーシング・スーツを纏って新たなスタートを切り、期待に満ちたシーズンを迎える

ドゥカティ・モーター・ホールディング最高経営責任者（CEO）、クラウディオ・ドメニカーリ：
「今シーズンの目標は継続的な改善です。今年は、ペッコとマルクの2人のチャンピオンを擁し、チーム・スタッフ全員のモチベーションが高まっています。」

2025年1月20日、マドンナ・ディ・カンピリオ（イタリア） - 北イタリアに位置するトレンティーノ・ドロミーティの有名なスキー・リゾート地、マドンナ・ディ・カンピリオでMotoGPドゥカティ・レノボ・チームの2025年シーズンの体制が発表されました。この場所で、ドゥカティがプレゼンテーションを行うのは、3年連続となります。このイベントでは、2025年のMotoGP世界選手権に参戦する2人のライダーと、最新バージョンのデスモセディチGPが発表されました。開幕戦は、3月2日にタイで開催されます。

ドゥカティ・レノボ・チームは、2024年にコンストラクターズ・タイトルとチーム・タイトルの獲得、そして13回の優勝という快挙を成し遂げ、今年はこれまで以上の成績とチーム体制の構築を目指す意欲を再確認しました。デスモセディチGP25には新たなテクノロジーが採用される一方で、デザインは歴代モデルを継承し、ドゥカティ・レッドを基調としたカラーリングにドゥカティ・ロゴを想起させるネオンカラーのディテールが追加され、一目でドゥカティのMotoGPマシンであることを認識することができます。

2025年は、類まれな才能を備えた2人ライダー（ゼッケン63でサーキットに復帰するフランチェスコ・ペッコ・バニャイアと、ゼッケン93のデスモセディチGPを駆るマルク・マルケス）とともにシーズンを戦います。この2人のライダーは、これまでに全カテゴリー合計で11のワールド・タイトルを獲得しており、今シーズンのMotoGPプロジェクトのレベルの高さを証明しています。バニャイアは再びタイトルを獲得することを目指している一方で、マルケスは、新たなスタートに向けて真紅のレーシング・スーツを纏います。

ドゥカティがトレンティーノ・マーケティングおよびマドンナ・ディ・カンピリオ観光局と協力して企画したキックオフ・イベント、「Campioni in Pista」のステージには、ライダーとチーム経営陣に加えて、ドゥカティ・モーター・ホールディングCEOのクラウディオ・ドメニカーリ、ドゥカティ・コルセ・ゼネラルマネージャーのルイジ・ダッリーニャ、レノボ・インテリジェント・デバイス・グループ・プレジデントのルカ・ロッシ、アウディ・イタリア・ディレクターのティム・バーレット、マドンナ・ディ・カンピリオ観光局のトゥリオ・セラフィーニも登場しました。

MotoGPシーズンの開幕が近づいています。最初のスケジュールは、2月5日から7日までマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで開催される公式テスト・セッションです。デスモセディチGPのシェイクダウン・テストは、1月31日から2月2日に、ミケーレ・ピッロによって同じセパン・インターナショナル・サーキットで実施されます。

今回のイベントでは、有名なドロミーティのスキー場（Pearl of the Dolomites）での走りを楽しむ前に、ドゥカティ・ライダーがマドンナ・ディ・カンピリオの中心にあるシシィ広場に夕方5時から登場し、ファンの方々と交流します。1月22日（火）には、バニャイアとマルケスのコンビによる初の公式インタビューも予定されています。マドンナ・ディ・カンピリオ・スキー場のスロープで行われるこのインタビューの模様は、ドゥカティ公式YouTubeチャンネルで放送され、2人のワールド・チャンピオンの声が世界中のファンに届けられます。

クラウディオ・ドメニカーリ（ドゥカティ・モーター・ホールディンCEO）：
「2025ドゥカティ・レノボ・チームのプレゼンテーションは、ドゥカティにとって極めて重要なイベントです。私たちは、継続的な改善を今シーズンの目標に掲げており、ペッコとマルクの偉大な2人のチャンピオンにより、チーム・スタッフ全員のモチベーションが高まっています。ペッコは、ドゥカティMotoGPマシンのパッケージングに精通しており、ここ数年誰よりも多くの勝利を挙げてきました。その一方で、マルクは疑いようのない才能と経験を備えたライダーです。この2人のライダーにより、チーム体制は、これまで以上に強化されています。ここ数年、私たちは常に自分たちの能力を信じ、システムに投資することで、過去最高の成績を収めてきました。モータースポーツの観点から言うと、私たちは新たな世代の最強ライダーを魅了する最速のマシンを作り上げ、ビジネスの観点からは、この勝利のメソッドを量産モデル・シリーズの計画、設計、開発に適用しました。2025年は多くの課題が待ち受けていますが、私たちは軽量なボディと高度なテクノロジーを搭載した製品ラインナップを備え、前例のないレースを約束する素晴らしいチームとともに、課題へと立ち向かう準備を整えています。」

ルイジ・ダッリーニャ（ドゥカティ・コルセ・ゼネラルマネージャー）：
「マドンナ・ディ・カンピリオは、ドゥカティ・レノボ・チームのローンチ・イベントを、いつものように感動的な雰囲気で歓迎してくれました。昨年は、パフォーマンスと結果の面で記録破りの一年となりましたが、私たちの目標は今年も変わりません。マシンの開発競争は年々激しくなっていますが、私たちは改善を続けていきたいと思っています。私たちは、プロジェクトのスタッフ全員を非常に誇りに思っており、モーターサイクル・レースの最高峰であるMotoGPで、新たな挑戦に立ち向かう準備が常にできています。私たちのマシンは優れたテクニカル・パッケージを備え、さまざまなカテゴリーで11回のワールド・タイトルを獲得した2人の最強のライダーを擁しているため、これまで以上に期待が高まっています。このチームは、おそらくMotoGPグリッド全体で最強のチームであると自負しています。ペッコ（バニャイア）はドゥカティにとって頼りになる存在であり、マルク（マルケス）もチームに馴染んで才能を発揮できると確信しています。ドゥカティ・コルセが戦闘力を高めている一方で、他のメーカーも懸命に努力していることを承知していますので、今シーズンは、さらに厳しい戦いが繰り広げられるでしょう。」

ルカ・ロッシ（レノボ・インテリジェント・デバイス・グループ・プレジデント）：
「ドゥカティとレノボは単なるスポンサーシップ以上の協力関係を構築してきました。それは、共通の価値観、共通の目標、そして革新とパフォーマンスへの情熱に基づく、真のパートナーシップです。近年の目覚ましい進歩と学びを糧にドゥカティと協力し、私たちにとって8年目のMotoGPシーズンに向けて、さらに限界を押し広げていきます。私たちの最先端テクノロジーにより、2025年シーズンもパフォーマンスを新たな高みへと押し上げ続けることができると確信しています。私たちは、揺るぎない決意、力強いチーム・スピリット、そして大胆で前向きなアプローチで厳しい競争に立ち向かいます。この素晴しい旅に参加できることを誇りに思うと同時に、光栄に思います。」

フランチェスコ・バニャイア（#63、ドゥカティ・レノボ・チーム）:
「今年、ドゥカティ・レノボ・チームで5シーズン目を迎えます。その間、私たちのチームは強い絆で結ばれていることを証明してきました。2024年は厳しい戦いとなり、目標としたタイトルを獲得することはできませんでしたが、いくつかの記録を達成することができました。今年は、再びゼッケン63をつけて参戦します。昨年、私は多くのことを学びましたので、それぞれの状況を最大限に活用しようと努力しています。バルセロナGP後の最初のテスト・セッションで得たマシンのフィーリングは、非常にポジティブなものでした。今年は、新しいチームメイトとともに参戦します。彼は、とても強くて競争力のあるライダーで、一緒にマシンの開発をさらに高いレベルに引き上げることができると確信しています。今シーズンは、厳しい戦いになると思いますが、時の運に任せるのではなく、いつもと同じファイティング・スピリットでシーズンに臨みたいと思っています。」

マルク・マルケス（#93、ドゥカティ・レノボ・チーム）：
「ドゥカティ・レノボ・チームのオフィシャル・カラーを身に纏い、この場所に立つことができて、本当に嬉しく思っています。今日、マドンナ・ディ・カンピリオで、私のキャリアの中でもっとも重要な挑戦の始まりとなる新しいMotoGPシーズンの幕開けを迎えることができて、とても興奮しています。シーズンオフの間、少しだけ休養をとり、その後は懸命にトレーニングに励んできました。そのため、挑戦的で刺激的な新しいシーズンを迎える準備ができていると感じています。昨年の11月にカタルーニャ・サーキットで行われたテスト・セッションで始めた作業を継続し、セパン、そしてブリーラムで再びマシンに乗ることを今から楽しみにしています。最初の目標は、ライディングを楽しむことです。なぜなら、ライディングを楽しむことができれば、他のすべての目標は自ずとついてくるからです。これまで何度も言ってきたように、公式チームに所属している限り、目標はすべてのレースで競争力を発揮し、表彰台と勝利を目指し、タイトルの獲得を目指すこと以外にありません。これまでチームと過ごした日々の中で、非常に良いチームワークを構築することができています。再び、デスモセディチGPに乗る日が今から待ちきれません。この機会をお借りして、私を信頼し、温かく歓迎してくださったクラウディオ・ドメニカーリ、ジジ（ルイジ）・ダッリーニャ、マウロ・グラッシーリ、ダビデ・タルドッツィに感謝の意を表したいと思います。今シーズンは、大いに楽しむことができそうです。」

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