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MotoGP第5戦のポルトガルGPで、バニャイアが最終グリッドから素晴しい追い上げを見せて8位フィニッシュ、ミラーはクラッシュしてリタイア

  • プラマック・レーシングチームのヨハン・ザルコは、ドゥカティ・デスモセディチGPで2位表彰台を獲得

MotoGP第5戦のポルトガルGPが、4月24日にアウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェで開催され、ドゥカティ・レノボ・チームのフランチェスコ“ペッコ”バニャイアは、素晴しい追い上げを見せて観客を魅了した。バニャイアは、土曜日に行われた予選でクラッシュして右肩を強打。

日曜日の朝に、決勝レースに参戦するために医師団の許可を得たが、最後尾グリッドからのスタートとなった。ペッコは痛みに耐えながらポジションをジャンプアップ。最終コーナーではポル・エスパルガロ(ホンダ)と激しいバトルを繰り広げて8位でフィニッシュした。この結果により、バニャイアは貴重なポイントを獲得し、リーダーのファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)と38ポイント差で、ライダーズ・ランキング10位となっている。

チームメイトのジャック・ミラーにとっては不運なレースとなった。4番グリッドからスタートしたオーストラリア人ライダーのミラーは、2番手争いを繰り広げていたヨハン・ザルコ(ドゥカティ)とジョアン・ミル(スズキ)とのギャップを縮めながら、インテリジェントなレースを展開。しかし、第1コーナーでミルをオーバーテイクしようとしてインに入ったときにフロントのグリップを失い、ミルを巻き込む形でクラッシュしてリタイアとなった。第5戦終了後、ミラーはチームメイトのバニャイアと同ポイントで、ランキング9位となっている。

プラマック・レーシングチームのドゥカティ・デスモセディチGPを駆るヨハン・ザルコが2位に入ったことにより、ドゥカティはKTMを36ポイント上回り、コンストラクターズ・ランキングでトップの座を維持している。

フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム #63) 8位

「今日の目標は8位でフィニッシュすることだった。それを達成できたので嬉しい。簡単なことではなかったが、チームのスタッフとクリニカ・モバイルの協力を得て、なんとかレースに参戦することができた。スタートしてからは、落ち着いて走るように心がけたが、簡単には行かなかった。途中からは、自分のペースを見つけることができた。ドライ・コンディションでのテストをほとんど行うことができなかったが、マシンのフィーリングは信じられないほど良かった。今回の結果には満足している。へレスに向けて休憩を取り、できるだけ身体を回復させたい」

ジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム #43) リタイア

「レース序盤は、最後までタイヤを温存することを考えて走った。ペースも良く、ラップごとにマシンのフィーリングも良くなった。ライバルのペースが落ちてきたときに、彼らよりも速く走れると感じていた。ミルを射程圏内に捉えたので、第1コーナーでインからオーバーテイクしようとした。ブレーキを軽くかけた場所にウェットパッチがまだ残っていたようで、彼とともにクラッシュしてしまった。ミル、そしてドゥカティ・レノボ・チームに謝罪したい。来週のへレスでは、良い結果を出したい」

MotoGP第6戦のスペインGPは、1週間後の4月29日~5月1日にヘレス・サーキットで開催される。

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