2021 MotoGP第12戦のイギリスGPが、8月29日にシルバーストーン・サーキットで開催された。ドゥカティ・レノボ・チームのジャック・ミラーは、最終ラップで激しい表彰台争いを展開しながら4位でフィニッシュした。
予選7番手、3列目からスタートしたミラーは、素晴らしいスタートを切ってトップグループを走行。オープニングラップを5番手で通過したミラーは、6周目にミスを犯し7番手に後退。しかし、オーストラリア人ライダーのミラーは、すぐにリズムを取り戻してプッシュを続け、最初にチームメイトのバニャイアを、次にジョアン・ミル(スズキ)をオーバーテイク。表彰台争いを展開する3人のライダーとのギャップを1秒以上縮め、ポル・エスパルガロ(ホンダ)のミスにより4番手に浮上。その後は、ポルの弟のアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)を追い、3位表彰台をかけて最終ラップに激しいバトルを展開した。フィニッシュラインから数コーナー手前で最後のオーバーテイクを試みたが、攻略することはできず、4位でチェッカーを受けた。ミラーは、今回のレースで13ポイントを追加して、ライダーズ・ランキング5位となっている。
フロントローの2番グリッドからスタートした“ペッコ”バニャイアにとって、イギリスGPは不運なレースとなり、14位でのフィニッシュとなった。素晴らしいスタートを切ったイタリア人ライダーのバニャイアは、トップ争いに加わったが、リアタイヤのグリップに問題が発生してライバルと同じペースを維持することができず、徐々にポジションを落としていった。第12戦終了時点で、バニャイアは、ポイントリーダーのファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)と70ポイント差でランキング4位となっている。ドゥカティおよびドゥカティ・レノボ・チームは、コンストラクターズおよびチーム・ランキングの両方で2位につけている。
ジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム #43) 4位
「今日は表彰台を獲得できたらもっと嬉しかったが、高いポテンシャルを示すことができたので満足している。予選でさらに上位のグリッドを得ることができていたら、今日のレースはもっと良い結果になっていたと思う。幸い、スタート後もポジションを落とすことなく、数周後に再びリズムを取り戻すことができた。最終ラップでは、レース前半や中盤と同じようにブレーキをかけることができなかったので、フロントグループを捕えることはできなかったが、アレイシとのバトルを楽しむことができた! 次のレースも再びベストを尽くすよ!」
フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム #63) 14位
「週末のフリー走行と予選は、高い戦闘力を示すことができて完璧だったが、残念ながら決勝レースでは何かがうまくいかなかった。すべてのデータを検証して、最初の数周でリアタイヤのグリップが低下した理由を分析したい。今週末はずっと調子が良く、レースでも速く走れると確信していたので本当に残念だ。気持ちを切り替えて、次のアラゴンではカムバックを果たしたい」
MotoGP第13戦のアラゴンGPは、2週間後の9月10日~12日にスペインのモーターランド・アラゴンで開催される。