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MotoGP第6戦のイタリアGPでジャック・ミラーが6位、“ペッコ”バニャイアはトップを走行中の2周目にクラッシュ

2021 MotoGP第6戦のイタリアGPが5月30日にムジェロ・サーキットで開催された。

このレースでは、ジェイソン・デュパスキエを追悼するため、スタート前にグリッド上で1分間の黙祷が捧げられ、すべてのライダーにとって難しいレースとなった。この若いスイス人ライダーは、前日に開催されたMoto3の予選中に発生した重大な事故により病院へ搬送され、決勝レースのわずか数時間前に亡くなった。悲惨なニュースにひどく動揺したフランチェスコ・バニャイアは、今日のレースで集中力を発揮することができなかった。フロントローから素晴らしいスタートを切ったドゥカティ・レノボ・ チームのバニャイアは、最初のコーナーでトップに立つが、2周目にクラッシュしてリタイアを余儀なくされた。

昨日の予選で5番手となり、2列目からスタートしたジャック・ミラーは、今回のレースを6位でフィニッシュした。好スタートを切ったオーストラリア人ライダーのミラーは、リズムを見つけるのに苦労し、最初の数周でポジションを落としてしまう。その後巻き返しを図ったが、最終的には6位でチェッカーを受けた。それでもミラーは、チャンピオンシップにとって貴重なポイントを獲得し、第6戦終了時点で、バニャイア(3位)およびヨハン・ザルコ(ドゥカティ)(2位)に次いで4位につけている。リーダーのファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)とは31ポイント差となっている。

今日のレースの結果、ドゥカティおよびドゥカティ・レノボ・チームは、コンストラクターズおよびチーム・ランキングの両方で2位につけている。

ジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム #43) 6位
「今日はサバイバルレースとなり、風も強く、とても苦労した。最後までポジションを上げようと全力を尽くしたが、マシンのフィーリングを見つけることができなかった。いずれにしても、今日はランキングにとって重要なポイントを獲得することができた。これからムジェロを後にしてスペインのバルセロナに向かうが、次のレースではさらに良い結果を目指したい」

フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム #63) リタイア
「まず、チーム全体に謝罪したい。ミスを犯してしまった。今週末、僕たちのチームはハードワークを続けてマシンのポテンシャルを高め、今日は優勝を狙えると思っていたので残念だ。ジェイソン・デュパスキエが亡くなったというニュースを聞いて、集中力を保つことができなかった。気持ちを切り替えて、来週バルセロナで行われる次のレースに集中したい」

MotoGP第7戦のカタルーニャGPは、6月4日~6日に、バルセロナ(スペイン)近郊のカタルーニャ・サーキットで開催される。

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