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MotoGP第11戦のオランダGPで“ペッコ”バニャイアが優勝、ドゥカティ・ファクトリー・チームがMotoGP通算60勝を達成、ジャック・ミラーは6位

  • ドゥカティがオランダで1-2フィニッシュ、VR46レーシングチームのデスモセディチGPを駆るマルコ・ベッツェッキが2位フィニッシュ

MotoGP第11戦のオランダGPが、6月26日に伝統のTTサーキット・アッセンで開催され、ドゥカティ・レノボ・チームのフランチェスコ“ペッコ”バニャイアが優勝した。バニャイアは、今回も素晴らしいレースを見せ、オープニングラップから最終ラップまでトップ・ポジションを譲ることなくフィニッシュラインを通過した。この優勝により、“ペッコ”はデスモセディチGPで、ロリス・カピロッシと並ぶ通算7勝目を挙げた。また、MotoGPのドゥカティ・ファクトリー・チームにとっては60回目の記念すべき勝利となり、オランダのサーキットでは2008年のケーシー・ストーナー以来となる2勝目となった。VR46レーシングチームのデスモセディチGPを駆るルーキーのマルコ・ベッツェッキは2位でレースを終え、最高峰クラス初の表彰台を獲得、ドゥカティが1-2フィニッシュを達成した。

チームメイトのジャック・ミラーは、素晴らしい追い上げを見せて、最終ラップまで表彰台争いを展開して6位でチェッカーを受けた。6番グリッドからスタートしたオーストラリア人ライダーのミラーは、スタート後にポジションアップに成功したが、その後ロングラップ・ペナルティを消化して10番手でレースに復帰。再び素晴らしいペースで走行を続け、4番手に浮上。残り2周で3番手を走行中のマーベリック・ビニャーレス(アプリリア)にアタックを仕掛けたがオーバーテイクには至らず、最終的にはアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)とブラッド・ビンダー(KTM)に先行を許し、6位でフィニッシュした。

第11戦終了時点で、バニャイアはライダーズ・ランキング4位に浮上。ポイントリーダーのファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)との差は66ポイントとなった。合計91ポイントを獲得したミラーは、7位をキープしている。ドゥカティはコンストラクターズ・ランキングでヤマハを74ポイントリードしてトップを維持。ドゥカティ・レノボ・チームのチーム・ランキングは3位に浮上した。

フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム #63) 1位
「今週末、特に今日のレースは本当に楽しむことができた。特別なレースだったが、これで高いモチベーションを保った状態で夏休みを過ごすことができる。ドゥカティがアッセンで最後に優勝したのが2008年のストーナーだったので、長い年月を経て、このサーキットでデスモセディチGPを再び勝利に導くことができて嬉しい。友人でアカデミーのライダーでもあるマルコ・ベッツェッキが2位に入ったことにも満足している。彼と一緒に表彰台に登壇できたことは素晴らしいことだ。これからはリラックスして過ごし、さらに戦闘力を高めて8月にサーキットに戻ってきたい」

ジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム #43) 6位
「ロングラップ・ペナルティを課されたのが痛かった。週末はペースが良かったので、レースでも良い走りを見せることができたが、先頭グループからはかなり遅れを取ってしまったので、思い通りにポジションアップすることは簡単ではなかった。それでもあきらめずに、最後までプッシュした。最後のラップでアタックを試みたが、リアのグリップを失い、ライバルに追いつかれてしまった。全体的には良いレースだったと思うので満足している。気持ちを切り替えて前向きに頑張りたい。これから夏休みに入るので、最近の良いフィーリングを維持して、チャンピオンシップの後半戦に臨みたい」

ルイジ・ダッリーニャ(ドゥカティ・コルセ・ゼネラルマネージャー)
「タフで苦しいレースだった。ライバルのミスもあり、少し運が良かったが、ペッコもマルコも本来の才能を存分に発揮して1-2フィニッシュを獲得することができた!ジャックに関しては、昨日の予選でペナルティを受けていなかったら、表彰台に立っていたかもしれないので残念だ。素晴らしいレースを見せてくれたバニャイアとベッツェッキ、そして素晴らしい仕事をしてくれたドゥカティ・コルセのすべてのスタッフを祝福したい」

ドゥカティ・レノボ・チームのライダーはWorld Ducati Weekに登場し、7月23日(土)にミサノ・ワールドサーキット・マルコ・シモンチェリで開催される「レース・オブ・チャンピオンズ」に参戦する。MotoGP第12戦のイギリスGPは、8月5日~7日にシルバーストン・サーキットで開催される。

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