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MotoGP第13戦のオーストリアGPでバニャイアが優勝して3連勝を達成、ミラーも3位でフィニッシュして、ドゥカティがダブル表彰台を獲得

MotoGP第13戦のオーストリアGPが、8月21日にレッドブル・リンクで開催され、ドゥカティ・レノボ・チームのフランチェスコ“ペッコ”バニャイアが優勝。オランダGP、イギリスGPに続く3連勝を達成して、表彰台の最上段に登壇した。ドゥカティ・ライダーがこの素晴らしい記録を最後に達成したのは、2008年のケーシー・ストーナーで、バニャイアの3連勝はそれ以来となる。 

2番グリッドからスタートした“ペッコ”は、チームメイトのジャック・ミラーのアタックを1度だけ受けたものの、それ以外はスタートからフィニッシュまでレースをリードする完璧な展開となった。チームメイトのジャック・ミラーは、3番グリッドからのスタート。最初にホルヘ・マルティン(プラマック・レーシングチーム)、次にファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)のアタックを退けながら、レース終盤まで2番手を走行。残り4周でクアルタラロにオーバーテイクを許したものの、そのまま3位でフィニッシュして、シルバーストンでの3位に続いて、2戦連続の表彰台を獲得した。

シーズン5勝目を挙げたバニャイアは、リーダーのクアルタラロと44ポイント差で、ライダーズ・ランキング3位をキープしている。ミラーは、ライダーズ・ランキング5位に浮上した。ドゥカティはヤマハを96ポイント上回ってコンストラクターズ・ランキングでトップの座を維持している。チーム・ランキングでは、今回の結果により、ドゥカティ・レノボ・チームがトップに躍り出た。 

フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム #63) 1位
「素晴らしい週末だった。マシンは非常に速いわけではなかったが、FP4終了後に、予選で戦闘力を発揮して、レースでもコンスタントなペースを保つことができる解決策を発見した。リスクを冒さないようにタイヤを選択したが、適切ではなかったかもしれない。最終ラップで少し苦労したが、最終的にはうまくいった。最高の気分だ。2週間後にミサノで行われるホームレースが今から楽しみだ」

ジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム #43) 3位
「スリリングなレースだった。最後まで“ペッコ”についていけるように全力でプッシュしたが、オーバーテイクしようとしたらペースが上がり過ぎてしまい、対応が難しくなった。レース終盤に向けて、タイヤが少し苦しくなった。ファビオとホルヘとは2位争いを展開して、彼らよりも前でフィニッシュしたかったが、ファビオにはオーバーテイクされてしまった。いずれにしても、2戦連続で3位表彰台を獲得することができたので、今後のレースでも表彰台争いを続けていくことが目標だ。チームにとっては、素晴らしい結果となった。ミサノで行われる次のホームレースでもこの勢いを維持したい」

ルイジ・ダッリーニャ(ドゥカティ・コルセ・ゼネラルマネージャー)
「今日の結果には本当に満足している。“ペッコ”はまたしても素晴らしい勝利を収めてくれた。3連覇を達成した彼を祝福したい!ジャックも素晴らしいレースをした。2人揃って表彰台に立つことは、簡単なことではない。ドゥカティ・コルセのすべてのスタッフを誇りに思う。彼らの仕事に感謝している」

ドゥカティにとって2022年シーズン2回目のホームレースとなる第14戦のサンマリノGPは、9月2日~4日にミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで開催される。

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