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MotoGP第14戦のサンマリノGPでバニャイアが4連勝、ミラーはトップ走行中にクラッシュして18位、デスモセディチGPを駆るグレシーニ・レーシングのエネア・バスティアニーニが2位フィニッシュ

MotoGP第14戦のサンマリノGPが、9月4日にミサノ・ワールドサーキット・マルコ・シモンチェリで開催され、ドゥカティ・レノボ・チームのフランチェスコ“ペッコ”バニャイアが優勝した。今回の勝利は、バニャイアにとってMotoGPキャリア通算10勝目、今シーズン6勝目となった。さらに、バニャイアは、ドゥカティにとってMotoGPで4連勝を達成した初めてのライダーとなり、ドゥカティ史にその名を刻んだ。

5番グリッドからスタートしたイタリア人ライダーのバニャイアは、素晴らしいスタートを切ると、トップグループを追走し、2周後には首位に浮上。その後ろをマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が追う展開となった。レース中盤には、エネア・バスティアニーニ(グレシーニ・レーシング)がビニャーレスをオーバーテイク。バスティアニーニは、バニャイアとのギャップを縮め、わずか0.034秒差でチェッカーフラッグを受け、ドゥカティ・ライダーが1-2フィニッシュを飾った。今回の勝利により、ライダーズ・ランキングで、“ペッコ”は首位のファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)と30ポイント差で2位に浮上した。

チームメイトのジャック・ミラーにとっては不運なレースとなった。ポール・ポジションを獲得したオーストラリア人ライダーのミラーは、オープニングラップでリードを保ったものの、2周目にクラッシュ。その後、レースに復帰して18位でフィニッシュした。第14戦終了時点で、ミラーはライダーズ・ランキング6位となっている。ドゥカティおよびドゥカティ・レノボ・チームは、コンストラクターズ・ランキングおよびチーム・ランキングの両方で首位をキープしている。

フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム #63) 1位
「今日は本当にタフなレースだった。レース序盤はグリップが不足していて、プッシュすることができなかった。マーベリックがすぐ後方に迫っていたので、この状況で彼を抑え込んで、オーバーテイクを阻止するには、ハードブレーキをかけるしかなかった。燃料が減り始めてからは、グリップが改善し、ペースを取り戻して、最後までプッシュすることができた。ライダーズ・ランキングでは、クアルタラロと30ポイント差に迫ることができたが、チャンピオンシップの厳しい戦いはまだ続くので、ミスをすることは許されない。今後も、一つ一つのレースに集中しなければならない」

ジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム #43) 18位
「レースをリードした後は、ハードにプッシュして後続グループとのギャップを築くことができた。しかし、2周目に少しワイドに膨らんで、縁石に乗り上げてクラッシュしてしまった。残念だが、レースではこのようなことが起こる。今週末の良い面に目を向けると、僕たちは常に高い戦闘力を維持している。マシンのフィーリングは素晴らしいので、次のアラゴンでは再び良いレースができると思う」 

ルイジ・ダッリーニャ(ドゥカティ・コルセ・ゼネラルマネージャー)
「ペッコは今回も素晴しいレースをしてくれた。ライバルを引き離し、ミスを犯さず、MotoGPで4連勝を達成した。これは、今まで他のどのドゥカティ・ライダーも達成できなかった偉業だ。エネアの走りも素晴らしかった。ペッコと僅差でチェッカーを受けて、ドゥカティのマシンが1-2フィニッシュを達成した。ジャックは残念だった。今日は、いつものような展開にはならなかったが、彼の現在のコンディションを考えると、次のレースでは再び素晴しい走りを見せてくれると確信している。今回の勝利に貢献してくれた、ドゥカティ・コルセのすべてのスタッフに、そして、特にミサノに詰めかけて応援してくれた、ドゥカティスタの方々に感謝したい」

ドゥカティ・レノボ・チームは、このままミサノに滞在し、9月6日(火)と7日(水)に行われる2日間の公式テストに参加する。MotoGP第15戦のアラゴンGPは、9月16日~18日にアルカニス(スペイン)のモーターランド・アラゴンで開催される。

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