ドゥカティ・ディアベルV4がEICMA 2022で「もっとも美しいバイク」に選出

EICMA(ミラノ国際モーターサイクルショー)2022で、ドゥカティ・ディアベルV4が「Most Beautiful Bike」(もっとも美しいバイク)の称号を獲得しました。この賞は、世界有数のモーターサイクル、自転車、アクセサリーの展示会であるEICMAの来場者による投票で決定しました。イタリアのミラノ国際展示場で開催されたEICMAは、4日間の開催期間中に数多くの来場者を集め、ファン投票はオンラインでも行われました。

イタリアの雑誌『Motociclismo』がEICMAと協力して2005 年から開催しているこのコンテストで、ドゥカティは通算11回の優勝を果たしています。展示会の来場者や『Motociclismo』ウェブサイトのユーザーを含む約2万3,000人がお気に入りのバイクに1票を投じ、ディアベルV4が全投票数の36.8%を獲得し、1位に選出されました。

コンテストで優勝したモデルの発表は、フェアの最終日である11月13日に行われ、続いて『Motociclismo』ブースで授賞式が行われました。この栄誉ある賞は、ドゥカティを代表して、チェントロスティーレ・ドゥカティ(ドゥカティ・スタイルセンター)チーフ・モーターサイクル・デザイナーのアンドレア・アマートが受け取りました。今回のショーには、新型コロナウイルス感染症のパンデミック以前に近い来場者が訪れ、魅力的な展示や、数多くのイベントが行われました。授賞式は、この展示会の最後のイベントとして開催されました。

ドゥカティ・スタンドには、2023ドゥカティ・ワールド・プレミアで発表されたニューモデルが一堂に展示され、ショーの初日から数多くのファンで賑わいました。新型ディアベルV4は、大型スポーツ・ネイキッドとマッスル・クルーザーを完璧に融合したモデルです。このモデルは、その軽快な走りだけでなく、力強いデザインも特徴としており、EICMA 2022の来場者にその個性を強烈にアピールした結果、今回の栄誉ある賞の獲得につながりました。

ドゥカティ・スタンドの中心には、「Next Gen Freedom」と題されたドゥカティ・スクランブラーのブースが設置され、アイコン、フルスロットル、ナイトシフトの3つのモデルが展示されました。新型ムルティストラーダV4とアウディRS Q e-tronにヒントを得て「RR22」と呼ばれる新しいカラーを纏ったデザートXは、冒険好きのライダーの注目を集めました。また、ドゥカティ・スタンドには、スーパースポーツ・ファミリーの頂点に君臨し、240.5psの最高出力を誇るパニガーレV4 R、ストーム・グリーンのカラーを纏った新しいストリートファイターV2、グレー・ネロ・カラーのV4 S、ストリートファイター・ファミリーのトップモデルで、シリアルナンバーが刻印されるV4 SP2も展示されました。さらに、ドゥカティのラインナップを完成させるモンスターSPと新しいFuta AXS e-バイク(電動自転車)も展示されました。

また、EICMAでは、電動マシンで争われる世界選手権、FIM MotoE™ World Cupに、ドゥカティが唯一のサプライヤーとして来シーズンから投入する「V21L」プロトタイプも展示されました。ドゥカティにとって、この電動マシンは、偉大なレースの歴史にエキサイティングな新しい扉を開き、モーターサイクルにおけるeモビリティの未来を再定義するという、非常に重要な技術的役割を担っています。

EICMA来場者の注目をもっとも集めたのは、2022年にワールド・チャンピオンを獲得した2台のマシン(フランチェスコ・バニャイアがバレンシアGPでタイトルを獲得したデスモセディチGPと、インドネシア・ラウンドで2つの表彰台を獲得し、スーパーバイク世界選手権のタイトルを獲得したアルバロ・バウティスタのパニガーレV4 R)でした。ショーの初日には、EICMA 2022のクィーンに選出された2台のディアベルV4の写真を撮るために数多くのファンがドゥカティ・スタンドに詰めかけ、ドゥカティにとって忘れられない1週間となりました。